「仕事辞めたいなあ」、
「もっと、違う働き方できないかなあ」、
「このままいったら私どうなるんだろう?」
そんなこと考えたことはありますか?
仕事に関する悩みってとても多いと思うんですが、
特に50代によくみられる仕事の悩みが、
今の仕事を続けることや、退職後を視野に入れた将来の仕事への不安です。
私も50代でその壁にぶち当たり、結局仕事を辞めてしまいました。
なので、「仕事を辞めたい」って一度はぶつかる悩みかもしれませんね。
この記事では、そう感じる理由や後悔しないための考え方、ヒントを書いていきます。
50代女性が仕事を辞めたいと感じる3つの理由
50代女性(男性でもあると思います)が仕事を辞めたいと
感じる理由をここでは3つ紹介します。
50代は仕事の疲れがなかなか抜けないから
若い頃は徹夜明けでも、多少無理しても
少し休めば回復できたのに…と感じることはありませんか?
50代になると、朝起きるのが以前よりずっと辛かったり、
週末ゆっくり休んでも週明けにはもう疲れが残っていたりということもあります。
私も、毎日寝ても寝ても眠くて、休日は外に出る気力もなくなりました。
集中力が続かなくなったり、ちょっとしたことでどっと疲労感が増すこともありますよね。
更年期の影響を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
「このまま無理を続けて、体を壊してしまうのでは…」
そんな不安が、「もう辞めたい」という気持ちに繋がっていくのは、
自然なことだと思います。
私も、同期が職場で突然倒れたことがあり、
健康を害してまで、このまま仕事を続けるべきかは
散々悩んだものです。
50代は仕事やキャリアの限界を感じることが多いから
長年仕事を続けてきて、
「この先、何か変わるのだろうか…」
「この仕事に、あと何年情熱を注げるだろう…」
ふと、そんな風に感じてしまう瞬間はありませんか?
役職や給与が頭打ちになったり、
毎日同じことの繰り返しに感じられたり、
新しい技術ややり方についていくのが大変だと感じたりすることもあると思います。
そうなると、今の仕事に以前ほどの「やりがい」を見出せなくもなり、
このまま続けても成長がないのでは、という思いが、
新しい道を探したいという気持ちに繋がることもあります。
私は、教頭職についていた時、その後の自分の道が急に狭まった感じがしました。
贅沢な悩み、と言われて人には相談できませんでしたが、
今まであったはずの可能性が見えなくなって
今後どうしたいのかを一人で悶々と考えたものでした。
50代は仕事のストレスが大きいから
職場での人間関係や、責任の重さからくるプレッシャーに、
心が疲れてしまうこともありませんか。
上司や部下、同僚とのコミュニケーションがうまくいかなかったり、
世代間のギャップを感じたりすることも。
時には理不尽な要求や、過剰な期待に応えなければならない場面もあるかもしれません。
毎日職場に行くのがゆううつになったり、
家に帰っても仕事のことが頭から離れなかったりすると、
「もう、ここから解放されたい」と感じてしまうのは、決して甘えではないと思います。
私のストレスは、役職からくるものが大きかったです。
一人職だったので、相談相手もいなかったし、
残業や休日出勤を暗に要求されても断れませんでした。
自分らしさを殺している感覚が強く
このままいったら退職前に死んでしまうと思う時もありました。
精神的なストレスは、目に見えない分だけヤバいと思います。
50代女性が仕事を辞めたいと感じる理由を
3つ書いてきました。
辞めたいと思いながらも、
そう簡単に辞められないジレンマもありませんか?
辞めたいけど辞められない理由として
辞めた後の不安があると思います。
50代女性が仕事を辞めたい時に感じる3つの不安
50代で仕事を辞めたい、と切に思ったとしても
そうは簡単に辞められないし。。。
と悶々と悩みは続きますよね。
だって、辞めた後どうなるかって不安ですもの。
多くの人が感じている辞めたいにブレーキをかける不安について
3つあげてみました。
50代女性が仕事を辞めたい時に感じる不安①お金
50代で仕事を辞めたいと感じる時の不安要素の1つ目はお金です。
辞めたら生活費はどうなる?子供の学費もまだかかるし、
家のローンだってあと何年かは残っているしと
お金に関する不安を感じることもありますよね。
お金を理由に辞めない選択をする人もいるし
そもそも辞められないと決めてしまう人もいるほどです。
しかし、お金の不安を解消できる方法もあります。
不安を抱えてフリーズする前に、
どうしていくかを考えるといいと思います。
50代女性が仕事を辞めたい時に感じる不安②再就職
50代女性が仕事を辞める時の不安の2つ目は再就職です。
これは、先のお金とも関係してきますね。
今の仕事を辞めても再就職できれば
お金の心配も軽減しますよね。
ただし、50代ともなると再就職口を見つけるのも
難しいという現状があります。
専門的な資格やスキルがある、実績がある、人脈がある人なら
再就職口も見つけやすいかもしれませんが、
そうでないと望み通りの仕事や働き方が
できない可能性もあるのです。
だから、再就職についても不安材料となってしまうのは
仕方のないことだと私は思います。
50代女性が仕事を辞めたい時に感じる不安③老後の人生設計
50代にもなると、残りの人生というのが視野に入ってきます。
今は人生100年時代といいますから、
普通にしていれば100年は生きちゃうんです。
ここからあと4〜50年生きるとなると
どうやってその期間を生きていこうかと悩ましくなりますよね。
私が大好きな書籍「坂の上の坂」(藤原和博著)では、
”もう一山、もう人人生生きることができる”と書いてあります。
今からもう一山って言われたって、、て
残りの人生設計をどうしたらいいのか悩みますが、
逆の視点から見ると、
仕事やキャリアを変えることは残りの人生を考えるきっかけにもなります。
だから、老後の人生設計も不安に感じる方は
この際、しっかりそこに向き合って
自分がどう生きていきたいかを考える機会にするといいと思っています。
50代女性が仕事を辞める前に見直すといい4つのこと
では、これからの人生も視野に入れて、
50代女性が仕事を辞める、と決める前に見直すといいことを
4つ紹介します。
決める前に、ぜひこの4つを検討してみるといいと思います。
見直し①お金の見える化をしよう
「仕事を辞めたら生活できるかな…」
この不安、大きいですよね。
感情的に決めてしまう前に、
まずはお金の現状を冷静に把握しませんか?
預貯金はいくらあるか、毎月の生活費は幾らかに加えて、
退職金や年金の見込み額も調べてみましょう。
辞めた後の収入がなくても、
どれくらいの期間なら生活できるか試算してみると、
漠然とした不安が少し具体的になります。
失業保険など、使える公的支援について
情報収集するだけでも安心材料になりますよ。
お金の不安がない人でも、
やっぱりお金の見える化は必要なのでおすすめします。
私もお金が入らなくても何年生活できるかを試算して
辞める覚悟を固めることができました。
見直し②本当に辞めたい?心の声に耳をすまそう!
「もう仕事を辞めたい!」と感じる背景には、
何があるのでしょう?
一番つらいのは、仕事の内容? 職場の人間関係?
それとも待遇や働き方、体力的なことでしょうか。
どんな時に特に「辞めたい」と感じるか、
一度ノートに書き出してみませんか?「
本当はどう働きたいのか」
「仕事に何を求めているのか」
自分の心の声にじっくり耳を傾けることで、
根本的な原因が見え、次に取るべき行動が明確になるはずです。
場合によっては辞めなくても解決できることはあります。
だから後悔がないように、
本当はどうなのか?をしっかり把握することは大事です。
見直し③辞めなくても改善できることはある?
今の職場で、状況を改善できる可能性は本当にないでしょうか?
辞めるという決断をする前に、
試せることが残っているかもしれません。
例えば、上司や人事部に異動や業務内容の変更、
時短勤務などを相談してみる。
信頼できる同僚に、抱えている負担について話してみる。
すぐに「無理だ」と諦めずに、ダメ元くらいの気持ちで、
改善に向けたアクションを起こしてみる価値はありますよ。
加えて、今は前例もあっさり覆される時代です。
コロナ禍では、絶対無理と思っていた在宅勤務が
可能になりました。
私の仕事で言うと、どんなに要求しても通らなかった
学校のIT化が1年で進み、全児童が校内で使える端末を手にしました。
私が在職していた頃と変わらないことも多いですが
それ以上に変わったことも多いです。
だから、許せるならばある程度の期間を見ることも一つかもしれません。
見直し④家族にも相談してますか?
退職は、ご自身の人生だけでなく、ご家族の生活にも関わる大きな決断です。
衝動的に決めてしまう前に、
大切なご家族に相談する時間を作りませんか?
なぜ辞めたいのか、辞めた後どうしたいと考えているのか、
そして経済的な見通しなどを、正直に話してみましょう。
ご家族の意見や心配事にも、しっかり耳を傾けることが大切です。
理解や協力を得るためだけでなく、一緒に考えることで、
より良い選択肢が見つかるかもしれません。
私は妹が仕事を辞めることに賛成して後押ししてくれました。
「お姉ちゃんはここまでがんばってきたんだから、あとは好きに生きたらいいよ。
何か困ったことがあれば、私が面倒見てあげるから!」って。
そう言われた時は本当に嬉しく心強かったです。
実は退職後、困ったからと言っても何もしてはくれませんでしたけど。笑
妹には妹の生活、家族があったから仕方ないんですけどね。
約束はあまり当てにしない方がいいかもしれません。
50代で仕事を辞める不安を解消するための具体的な方法
「仕事を辞めたい」と思っても、
やっぱり一番に頭をよぎるのはお金のこと、
そして次の仕事のこと、辞めた後の毎日のことかもしれませんね。
先に4つの不安を書きましたが、これも当然のことばかり。
そのモヤモヤとした不安、すごくよく分かります。
でも、漠然とした不安も、一つひとつ具体的に見ていけば、
きっと対処法が見つかりますよ。
まずはお金の不安。「退職したら収入が…」「老後資金は大丈夫?」
そんな心配もありますよね。
だから、まずはお金の見える化をしてその不安を軽減しましょう。
さらには、すぐに働き口がなくても、
失業保険などの公的なサポートがあ流ので、
「どんな制度があるのかな?」と情報収集するだけでも、心の安心材料になります。
重複しますが、今の家計を一度見直しすのもおすすめです。
意外な節約ポイントが見つかるかもしれません。
iDeCoやNISA、あるいは「月数万円でも」と思える副業なども、
無理のない範囲で「知る」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
次に、再就職への不安。
「この年齢で新しい仕事なんて見つかるの?」
「私にできることって…?」と自信をなくしてしまう気持ちも分かります。
でも、あなたの今までの経験や、
丁寧な仕事ぶりを求めている場所はきっとあります。
ハローワークや、私たち世代に強い転職エージェントも、心強い相談相手になってくれるでしょう。
「まずは相談だけ」でも大丈夫だと思います。
私は転職経験がないので、あんまり強くは言えませんが、
使える制度やサービスを使ってみるのも新しいチャレンジ!
視野も可能性も広がるように思います。
また、新しいスキルを身につけたり、興味のある資格を取ったりするのも、
新しい自分を発見する楽しい一歩になるかもしれません。
未経験の分野に挑戦するのだって、アリですよね!
そして、退職後の生活への不安。
「毎日、何をして過ごせばいいんだろう…」と、
ぽっかり穴が空くような気持ちになるかもしれませんね。
でも、これは「自分のための時間」を取り戻すチャンスでもあります。
やりたかった趣味に没頭したり、学び直しを始めたりm
地域の活動やボランティアに参加してみれば、
新しい出会いや、思わぬ役割が見つかることもあります。
いきなり全てをやろうとしなくて大丈夫です。
まずは「これならできそう」と思えることから、
小さな一歩を踏み出してみませんか?
不安が少しずつ「楽しみ」や「やってみよう」に変わっていくはずですよ。
仕事を辞めたあと、どういう生活をしたいのか。
働き方や趣味の希望はあるのか。
理想を全部書き出してみて、
そこから一つずつ調べたり試したりしていくと
不安から希望へと変わっていくとも思います。
50代女性でも仕事の新たな可能性がある
「50代だからもう終わり」、
「この年から何か始めるなんて無理」って
諦めの気持ちはありませんか?
確かに、先のことはやってみなければわかりません。
今までのパターンとは違う道をいくので
うまくいかないこともあるし失敗だってあるでしょう。
その代わり、私たちの前にあるのは
まっさらな未来であり、何にでもなれる、なんでもできる可能性なのです。
転職をする、再就職をする、
パートやアルバイトで短時間だけ仕事をする、ということもできます。
最近では、会社に所属するのではなく、
フリーランスとして自分のペースで働くという道を選ぶ50代の方も増えています。
実は、この記事を書いている私自身も、
50代半ばで長年務めた学校の先生を退職しました。
当時は、あなたと同じように将来への不安でいっぱいでした。
転職に関しては、学校の先生以外の経験がないので
初めから眼中にはありません。
そこで考えたのが
『新しく何かを探すのではなく、今自分にできることで仕事をしてみよう』ということでした。
もともと私の願いとして、
『誰もが、自分の才能を活かして、夢を実現することができる世の中になってほしい』
というものがありました。
だから、
『私の今までの経験やスキル、つまり才能となるものを生かした仕事をしたい』
って思ったんです。
本当にちょっとした経験や、人から頼まれたことをヒントに、
手探りで仕事を始めたんです。
もちろん、最初は収入も不安定で、『細々』という言葉がぴったりのスタートでした(笑)。
でも、試行錯誤しながら続けていくうちに、少しずつお客様が増え、
今ではフリーランスとして何とか自立することができています。
安定した仕事に就いていた時とは違う大変さもありますが、
自分の裁量で仕事を選び、時間を使える自由さや、
お客様からの『ありがとう』が直接聞ける喜びは、大きなやりがいになっています。
このように、必ずしも転職だけが道ではありません。
ご自身の経験や『これならできるかも』という小さな種から、
新しい働き方を見つけることだって可能なのです。大
切なのは、『こうあるべき』という思い込みを外して、
自分らしい働き方や生き方を柔軟に探してみることかもしれませんね。
まとめ
50代の女性で仕事を辞めたい、と感じている人は多いです。
私自身もそうでしたし、私の周りにも少なからずいらっしゃいます。
体力や経済面、キャリア、老後の人生設計など、不安が大きいのは50代だからだともいえます。
だからこそ、自分だけが悩んでいるって思わないで、
不安を具体化し、それを解消できる道を探してみるといいと思います。
何をしていいか分からなければ、まず「知る」ことから始めるといいでしょう。
少なくとも、ここで人生終わりではなく
ここからもう一回り新たな人生が始まるのだと捉えてみてください。
「もし、一人で考え続けるのが少し辛いなと感じたら、
気軽に私に話してみませんか?
私自身の50代での働き方シフト経験を活かし、
あなたの不安やモヤモヤにじっくり寄り添わせてください。
そして、あなたらしい未来への一歩を具体的に見つけるお手伝いができるかもしれません。
まずは無料相談(30分)であなたの想いを聞かせてください。
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ここまでお読みくださりありがとうございました。
あなたの不安が希望に変わることを願っています。