自分のために生きるがわからない50代女性へ、人のために生きる人生から脱却のためのヒント!

「何のために生まれて、何のために生きる?」とは

アンパンマンの主題歌の有名な一節です。

これを自分自身に突きつけた時に、明確に答えられますか?

実は50代(おそらく40代以上)の女性の多くは、

この問いに胸を痛めるのではないでしょうか?

いきなり自分の生き方を問われても、

今まで、誰かの役に立つこと、

家族や周りの人のためになることを

優先してきた私たち50代にとって

「自分のために生きる」といわれても

具体的にどうしたらいいかわからない、

という気持ちになるのではないでしょうか。

私もこの問いの答えを考え続けた一人です。

この記事では、「自分のために生きる」がわからない理由や

自分の人生を生きるためのヒントを紹介していきます。

自分の人生をこの手に取り戻すきっかけになれば嬉しいです。

目次

自分のために生きることがわからない4つの理由

自分のために生きることがわからないと

自分への理解が足りないのでは?

自分を認められていないのでは?と不安になりますね。

でも、わからないには理由があります。

その中から特に多い4つの理由を説明します。

自分の人生を生きることがわからない理由①べきねば思考と役割思考

自分の人生を生きることがわからない理由の1つ目は思考、思い込みに関するものです。

「べきねば思考」とは、「〜〜するべき」「〜〜せねば」という思考癖です。

この思考が発動すると、自分がどうしたいのかとは関係なく

その思考が目指す方向へと考え方も行動の仕方も動いてしまいます。

自動反応のようなものなのです。

そして、このパターンを強化してしまうのが「役割」です。

「母親なのだから・・・」

「上司なのだから・・・」

などのように、役割と自分の行動やあり方まで決めつけてしまう思考が発生します。

私の例を上げると、

「教頭なんだから、休日も出勤するべきだ」って思って、

特に用はなくても休みの日にも学校で仕事をすることもあり

休日出勤を命じられるとそれが嫌でも断れませんでした。

私にとってはこれがとても辛かったです。

でも、「教頭なんだから、休日も出勤しなければならない」って

思い込んでいたため、その辛さを誰かに言うこともできませんでした。

女性の場合は、妻、母、嫁などの役割もこの思考に拍車をかけます。

その期待に応えようとすることで、

自分のために生きることは考えもしないものになってしまうのです。

自分の人生を生きることがわからない理由②感情を閉ざす習慣

自分の人生を生きることがわからない理由の2つ目は、

感情を封じ込めることの弊害と私は考えています。

私たちは、人前で感情を出したり、場を乱したりすることは

よろしくないと躾を受けてきた世代です。

だから、ちょっとイライラしたり悲しかったりしても

それを相手に気取られないように感情を隠すコツを身につけてきました。

そのことは、落ち着いた大人らしい振る舞いと評価もされたと思いますが、

実は自分の感情を感じないようにしてきたことで

感情を麻痺させてしまうと言う弊害も起こしているのです。

自分のために生きるためには、何が好きなのか、何が嬉しいのか

それを教えてくれる感情が重要なのです。

とても皮肉なのですが、世間を生きる術として身につけてきた感情抑制術が

自分迷子を作る要因にもなってしまうのです。

自分の人生を生きることがわからない理由③他者の評価を重視

自分の人生を生きることがわからない理由の3つ目は、

他者の評価を自分の基準としてしまったところにもあります。

昭和世代のいい子と言われる人たちに多く見られる傾向です。

あの人の期待に応えるために自分のことは後回し、

誰かの役に立つことが私の価値になる、

そういうことを無意識にしていませんか?

それが他人の評価を自分基準にしていることにもなります。

中には、他人に褒められる、認められることで

自分の存在価値を見出してきたというのも含まれます。

ギクっとしたあなた、そろそろ、自分基準の自己評価で生きていきませんか?

自分の人生を生きることがわからない理由④わがままの禁止

自分の人生を生きることがわからない理由の4つ目が

わがままを言う、自分の欲求を主張することを

悪いと見做す思い込みです。

わがまま、自己主張は良くないものだという思い込みは、

家庭での躾や学校などの規則のように幼少期の経験や、

失敗すると世論から叩かれる事例などにより

強化されていると考えられます。

そうすると、わがままは悪い、自分のためは悪い、になって

自分のために生きるに許可を出せなくなることになります。

 

 

ここでは4つの理由をあげました。

どれかに当てはまった方もいれば全部当てはまるという方もいるでしょう。

私もどれもグサグサ来ます。

でも、これらはあなたのせいではないのですよ。

今までの人生経験で刷り込まれた思い込みが

自分を生きることへの意識を鈍化させてしまっていることに

悲しささえ私は感じてしまうのです。

このまま自分のために生きないとどうなるのか?4つのデメリット

自分のために生きることがわからない、

だからこのままでもいいのだ、って言う方もいるでしょう。

でも、ちょっと待ってください。

本当に、自分のために生きることから目を背けていいのですか?

自分のために生きないことによるリスクだってあるのです。

少なくとも、次の4つのデメリットを覚悟する必要があります。

デメリット①常に付きまとう不安

自分のために生きていない、自分のためがわからない

そうなると、常に不安や虚しさが付きまとうのではないでしょうか。

よく聞く、

「何をしても心から楽しいとは思えない」

「漠然とした将来への不安がある」

と言うのは、まさにそのデメリットに他ならないのです。

もし、いつも満たされないという思いに心当たりがあるなら

思い切って「自分のため」に向き合うことが大切だと思います。

デメリット②心身の不調につながるリスク

自分では大丈夫と思っていても

あなたの心や身体は正直です。

なんとなくやる気が出ない、

なんとなく身体の調子が悪い。

原因が特定しないものの場合、

心や身体がこのままでは嫌だと訴えていることもあります。

それを無視し続けるリスクは心身の不調を起こすことにもなりかねません。

デメリット③人生への後悔

死ぬ前に後悔する○○なこと、みたいなもの目にしたことありますか?

実際に、暖和ケアの患者さんを看取ったブロニー・ウェアさんの著書

「死ぬ瞬間の5つの後悔」の中には、

*自分に正直な人生を生きればよかった

*幸せを諦めなければよかった

というものがありました。

自分のために生きることを放棄するということは、

まさにこの公開につながる行為でもあるのです。

望み通りかは別としても

死ぬ前に後悔しないためにも

自分のために生きることは重要じゃないかと

私は思っています。

デメリット④周囲との関係性への影響

自分のために生きていないと

実は周囲との関係に不調和を引き起こすこともあります。

本当のことを言わずに黙っていたら

自分の気持ちはわかってもらえませんよね。

それは、自分を受け入れてもらえない不満を生じさせることになるのですが、

相手の立場からすると、信頼してもらえてないのではないか、

自分とは近づきたくないのではないかという思いも引き起こすことになります。

あなたにとっての望ましい人間関係を想像してみてください。

それは、自分を生きないままで実現できるものですか?

相手にとって、喜ばしい関係となりますか?

関係性への影響を考えても、自分を生きないことにメリットはありません。

以上4つのデメリットをあげました。

自分のために生きる、わからないままでいたらやばいな

って思ってもらえたらいいのですが。

私も長年自分に蓋をして生きてきた(無自覚に)ので、

このデメリットはとても痛いと感じます。

自分のために生きることの本当の意味は?

では、自分のために生きるって、本当はどんな意味なのでしょうか?

とても大事なのはわかるんだけど、

具体的にはどういうことを心がけたら自分のために生きることになるのか?

その意味について考えてみました。

「自分のために生きる」と聞くと、

どこか「わがまま」なのではないか、

周りを顧みないことなのではないか、

そんな風に感じてしまうかもしれませんね。

特に、これまで誰かの期待に応えることを優先してきた方にとっては、

自分のためを第一に考えることには罪悪感を感じてしまうこともあるでしょうね。

でも、「自分のために生きる」の本当の意味は少し違うように思います。

まずは、「自分自身を一番大切にし、尊重すること」。

これは、自分の感情や欲求、心地よさを無視しない、ということです。

自分を大切にできて初めて、心からのエネルギーが湧いてきます。

これが、健全な自己肯定感(自己中とは違う)の土台となるのです。

次に、「自分のために生きる」とは、「わがまま」を言うではなく、「自分軸を持つこと」と捉えられます。

周りの意見や評価に振り回されるのではなく、

「自分はどうしたいのか」

「何が心地よいのか」

という自分の価値観を基準に物事を選択していくことです。

これが、人生の選択において後悔しないための羅針盤となります。

そして、「他者との間に健全な境界線を引くこと」も重要です。

無理な頼みごとを引き受け続けたり、

他者の感情に引きずられたりするのではなく、

「できること・できないこと」や「心地よい距離感」を自分で決め、

それを伝える勇気を持つことが大切です。

これは、自分も相手も尊重する関係性の基本です。

さらに、「自分の人生の選択と責任を自分で引き受けること」でもあります。

誰かのせいにせず、自分の意思で道を選び、

その結果を受け入れる覚悟を持つ。

これこそが、自分の人生の主導権を握り、主体的に生きるということなのです。

このように自分を大切にし、自分軸で生き始めると、

不思議なことに、「自分らしく輝く」ことが、結果的に周りも幸せにする循環を生むこともあります。

私の場合だと、同居している母との関係性がよくなりましたし、

あくせく働かなくても、自由に生活できる収入を得られるようになりました。

だから、あなたも心からの充実感と幸せを感じていれば、

そのポジティブなエネルギーは自然と周りにも伝わり、より良い影響を与えられるはずなのです。

自分を犠牲にすることからではなく、

自分を満たすことから始まる優しさや貢献こそが、人生後半を豊かに彩る鍵となるでしょう。

自分のために生きるとは、そのように自分にも他者にも

幸せを分かち合える生き方なのではないかと私は考えています。

自分のために生きることのスピリチュアルな意味は?

「自分のために生きましょう」というのを

スピリチュアルな世界でもよく聞きます。

これはどういう意味なのか調べてみました。

毎日、家族のため、周りのために頑張っていると、

ふと「私は何のためにいるんだろう?」と感じることがあるかもしれませんね。

目に見える役割や成果だけでなく、私たちの存在には、もう少し深い意味があるという考え方の「ようです。

私たちは一人ひとり、この世界に「自分だけの何か」を持って生まれてきたのではないか

ということを本来の魂は持っているのです。

それは、大げさな「使命」というより、

「これを体験したい」「こんな風に感じてみたい」という、

心の奥深くにある純粋な願いのように感じることもあります。

「自分のために生きる」というのは、

そうした「内なる声」や「魂が喜ぶこと」に、

静かに耳を傾けること、と言えるかもしれません。

周りの期待や「〜すべき」という声に惑わされている状態は、

魂が望むものではなく、

先にも書いたように思い込みが作る行動パターンなのです。

だから、「本当の私はどうしたい?」と問いかけ、その答えに正直に従ってみることをスピリチュアル的にはおすすめしているのです。

それは、決して自分勝手なことではない、というのも先に書いた通りですね。

だから、あなたが「本来の自分」と繋がり、

より大きな、目には見えないけれど確かに存在する自然や宇宙の流れと調和するためにも

本当の自分の声を聞き、自分を生きることが重要なのです。

自分自身を大切にし、心の声に導かれるままに生きること。

スピリチュアルな世界では、

それが、あなたという存在が持つ本来の輝きを、この世界で豊かに表現していくための、

とても自然で尊いプロセスであると意味づけているようです。

私は、ペットロスになった時、

魂でもなんでもいいから亡くなった我が子に会いたいと願いました。

その時にスピリチュアル系の本や動画から学んだことが、

今の精神的な落ち着きを支えてくれています。

自分のために生きることに悩んだ時は、

精神世界で言われているように自分の本当の声を聞くことを

意識するといいと思っています。

そういう経験もあり、この記事にスピリチュアルな意味についても書き加えみました。

自分のために生きることがわからないから脱却するための5つのヒント

では、「自分のために生きる」ために、具体的に何をしたらいいのでしょう?

ここでは、すぐにでもできる5つのヒントをお伝えします。

自分のために生きるを見つけるヒント①ジャーナリング

ジャーナリングって聞いたことありますか?

ここでおすすめするヒントは、

時間を決めて頭の中にあることや感じていることを

なんでもいいから紙に書き出すことをいいます。

これはできれば毎日5分でいいからやってみるといいです。

その時に、「自分のために生きるとは?」を問いかけて

浮かぶことを書き出していくと、

何度も何度も同じ言葉が出てくるはずなので、

自分にとってのヒントが見つかります。

この時のポイントは、答えを出そうと思わないこと。

意味があることを書こうと思わないこと。

めんどくさいなあとか、わけわかんないけど、とか

そんなことも浮かんだら書いてください。

文字は自分が読めればいいので綺麗に書こうとも思わないでください。

大事なのは、心が言いたいことが出てくるまで

続けて書いていくことです。

自分のために生きるを見つけるヒント②「快」と「不快」に気づく練習

自分の中のセンサーに気づくためには、

「快」「不快」を入口にするとわかりやすいです。

これは「快」だなーと思うものや、こと、相手などが

自分が願うことへの距離を近づけてくれます。

反対に「不快」なことは、「べきねば思考」「他人軸」に

気づくヒントでもあります。

あなたにとって、何が「快」で何が「不快」かを

明らかにしていくと、

自分のために何があると幸せを感じられるのかが

わかるようになりますよ。

ここでのポイントは、思考で見つけるのではなく

感覚、感情を意識してください。

理由はわからないけど、好きだなあ、嫌いだなあというのが

心の声に近いものです。

自分のために生きるを見つけるヒント③自分を褒める、自分に感謝する

自分のためがわからない人の多くは、

自分を犠牲にしてまで、相手に合わせたり、場を収めたりしがちです。

ついつい、それやっちゃうことがあったら、

「私、人のためにがんばったなあ」って褒めてあげてください。

何もしたくない時に何もしないでいる自分に対しても

「私、何もしたくない願いを聞いてあげられたなあ」って褒めてあげてください。

要するに、何に対しても

自分が選択したことに対して褒めてあげるのです。

また、がんばって働いてお給料をいただいたら

「私ががんばったから、今月もこのお給料で生活できるよ、ありがとう」って

感謝もしてあげましょう。

こちらも、なんでもいいから感謝したいと思うことがあれば

感謝してあげましょう。

人からの評価を求めがちな人は特に、

自分からの評価をもらうことに慣れましょう。

そのうちに、自分が喜ぶこともできるようになりますよ。

自分のために生きるを見つけるヒント④自分の時間を確保する

「自分のための時間を何が何でも死守してください」

これは、私がよくクライアントさんにいうことでもあります。

自分のため、がわからない人ほど、

自分のために時間を使うことにOKを出せないことが多いのです。

私は、時間は命だと思っています。

その大事な命を自分のために使わないのは

本末転倒ではないですか。

仕事も家事も勉強も、結果的にあなたが生きるために

必要なことであれば、

自分のために時間を使っていることになります。

そういうことで自分の時間を満たすことができたら、

自分のために生きているとも言えるのです。

それを実感するためにも

純粋に自分のことだけに使える時間を確保するといいですよ。

私も教頭時代、帰りにドトールで30分の読書タイムが

めちゃくちゃ心のオアシスとなっていました。

好きな動画を見る、音楽を聴く、お風呂に入る、散歩する

なんでもいいので

あなたが喜ぶ時間を作ってあげましょう。

自分のために生きるを見つけるヒント⑤「やってみたい」を小さく試す

自分のためにどうしたらいいか?を考えすぎて

動けなくなっちゃうこともありがちです。

だから、最初の一歩は思いっきり小さくやってみることをお勧めします。

例えば、南の島でのんびりしたい、であれば、海が見える場所に遊びにいくとか、

ハワイアンを聴きながら昼寝するとか、

すぐにできることをやってみるのです。

本当に行くのは色々と準備が必要だけど、このくらいならできるでしょう?

私はワーケーションをしたい、って以前思っていたのですが、

ワークを何するか、旅行にお金をかけられるかで

なかなか一歩を踏み出すことができませんでした。

だけど、パソコンを持って銀座のカフェに行ってブログを書いたことが

ワーケーションを実現する一歩になりました。

このくらいならできるってことを小さくやってみると

気持ちもめっちゃくちゃ盛り上がりますよ。

まとめ:自分のために生きることがわからない50代女性こそ自分の人生を生きてほしい

ここまで、「自分のために生きる」ことがわからないという

悩みやそれを解消するヒントについて書いてきました。

「誰かのため」「役に立つため」にがんばってきたことは

決して無駄なことではなく、

今のあなたを叶えてくれた大切な経験です。

だから、ここからは「自分のために生きる」へ舵を切って

他ならぬあなたのために生きる人生へを進んでいってほしいのです。

焦ることも不安になることもあるかもしれません。

でもこの記事を読んでくださったあなたなら、

もう答えがあなたの中にあることに気づいたと思います。

小さくてもいい、自分のために生きる人生へと一歩踏み出してみませんか。

とは言っても、罪悪感を感じたり、何から手をつけていいかわからなかったり

することも当然あります。

その場合は、私のビリーフリセットコーチングで

あなたの前に進む力を阻むブレーキを一緒に外すことも可能です。

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それでは、お読みくださりありがとうございました。

ここからのあなたの人生が、花開くことを願っています。

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