日本人は自己肯定感が低い、と呪文のように言われ続けています。
各種調査でも、欧米人に比べると、自分に自信を持っているとこ会える人の割合が少ないとされています。
何か行動を起こすときや、自己評価をするときなど
「自信がない」という感情にどう対応すればいいのか悩んでいる方も多そうですね。
私も、自信がない人生をずっと生きてきたので、それはよくわかります。
でも、それって本当はどういうことなのか?
今の私は、
\自信がないことを短所と恥じることはない/
と言い切っちゃいます。
そう思う理由は、改善よりも大事なことについて書いていきます。
自信がないのは短所なのか?
ある調査で、次の3つの事項については「いいえ」と答えた人が多かったそうです。
「自分には存在価値がある」
「自分が好き」
「自分は幸せだと思う」
これらはまさに、自分を信じられない=自信がないということの表れなのかなと思いました。
しかし、自信がないことは本当に短所なのでしょうか?
短所とは、劣っているところや足りないこと、よくない性質のこと、とコトバンクにありました。
これも何かとの比較と考えられますが
何と比較しているかの明確な基準はありません。
強いていえば、その人の主観によるもの、
誰かと比べてそう思うとか、
自分の感覚だと足りてないように思うとか
ということだと思います。
主観としては、短所のように捉えているかもしれませんが、
人に迷惑をかけることではないし、
見方を変えることで違う性質にも捉えられるものでもあります。
もし、自分に自信がないと思われているのならば
その違う性質に捉え直してみると
それほど悪いものではない、と思えるのではないでしょうか。
そこで、別の捉え方を3つ書いていきます。
自信がないは短所ではない理由を3つの見方から解説
自信はない、を短所と決めつけるのはちょっと待って!
見方を変えることで違う性質として見ることができますよ。
そして、それらには短所ではない長所としての特徴もあります。
①自信がない人は謙虚な人
自信がない、という時に、
周りの人に比べてとか、自分の立場ではとか、
周囲への気遣いから生じることがあります。
この場合は、「謙虚」という性質のなせる技とも捉えられます。
「謙虚」というのは、昔から美徳とされている性質であり、
控えめで慎ましい、肩書きや地位へのおごりがない、他人に対して敬いの気持ちがあるなどの人柄をさします。
この性質は、言ってなんぼの欧米的な価値観からは受け入れられないかもしれませんが、
日本の一般社会では徳の一つとして尊重されるものです。
あなたの周りにも謙虚で素晴らしいなって思える人はいませんか?
競争心がない、周囲の人と比べがち、な方はこの「謙虚」と置き換えてはいかがでしょうか。
②自信がない人は現状に満足せず努力する人
今の状態ではまだ不足しているから、もっとよくできるから、
と思いがちだと、まだ「自信がない」という感覚を持ってしまいます。
だって、目指すところにまだ到達していないのに「自信」を持って○○ました!
といいづらいではないですか。
こういう人は、現状に満足しない「努力家」と考えられますね。
まだこの程度では、もう少しできなければ、と
常に高みの状態と比較しちゃう方は、
そこを目指して努力できる方だし、どこまで伸びるかわからない可能性も秘めています。
できてるのに、「自信がない」を言いつつがんばってる人、あなたの周りにいませんか?
がんばり屋さんやまだ足りないを感じやすい方は、この「努力家」「伸びしろ」と置き換えてはいかがでしょうか。
③自信がない人は物事に慎重に取り組む人
失敗がないように、漏れ落ちがないように
何度も確認するまで安心できない「慎重さん」。
こういう場合も、自信を持ってできた、と言いづらい傾向があります。
慎重な方は、OKを出すまでにチェックすることがたくさんあるのですね。
だから、もし何かミスがあったらと気になってしまい
まだ自信がないという気持ちになりがちです。
その分、きっちりと不可がないよう仕上げることができます。
そう考えると、この特徴も実は良さになるのですね。
慎重で、簡単に「自信ある」という言葉を使わないけど
結果としては満足できるものに仕上げられるので実は信頼が厚い方達でもあるのです。
慎重に取り組む自分を褒めてみてはいかがでしょうか。
それでも自信がないのが気になるなら原因を知るのも大事
私は、「自信がない」ことを、そ絵hsほど気に病むことはないと思っています。
それは、私もずっと「自信がない」を抱えてきたから。
学校の先生として児童や同僚、保護者とも円滑に仕事をしてきて、
教頭先生にもなれて、社会的な信頼も経済的な安心も得ることができても
それでも私は「自信がない」「自分が嫌い」をずっと抱えていました。
今は、ビリーフリセットを通して、黒い部分もある自分を受容することができているから、
「自信」があるないを気にしなくなりました。
だけど、そこに至るまではやっぱり苦しかったなあ。
そう考えると、「自信がない」で悩んでいるのならば
その原因を知ることも大事だと思います。
原因がわかると、それをどうするか考えることができるから、
何もわからずに苦しんでいる状況よりは前に進むことができます。
自信がない、と思ってしまう原因としては、
過去の経験、親との関係などをみていく必要があります。
ここでは、詳しく書けないので
また別記事にて説明をしようと思っています。
あるいは、私のビリーフリセットセッションからでも
その原因や対策を知ることができるのでお問い合わせくださいね。
自信がないを改善するより大事なのは受容すること
自信がない、というのは、日本国民の口癖って思えるくらい
よく聞く言葉です。
そして、そのことを真剣に悩む方が多いことこそ問題なのではないかと思う私です。
だって、自信がない、は悪いことではないから。
物事を悪い、と判断する場合、良いと思える部分も存在します。
片面しか見ないから、悪い、って思いがちだけど
そうではない面を見てみると良い面だって見つかるのです。
先に3つの理由はその一例です。
だから、「自信がない」=短所=私はダメ、って思わずに
違う角度から「自信がない」を捉えてみることも良いのではと思います。
でも、一番大事なのは
「自信がない」と思う自分を受容することです。
「私は、『自信がない』と思ってるんだなあ・・」
「私は、『自信がない』自分をダメなことと思ってるんだなあ・・」
ってね。
まずは思っている通りを自分の中で受け止めることです。
ついでに、「よしよし」って優しく自分をさすってあげるのもありです。
それだけでも少しは気持ちが軽くなりますよ。
「自信がない」ことをダメと思っているから、
そんな自分をダメと思っているから苦しいのであって、
そんな自分もあるじゃん、あっていいじゃん、を受け入れましょう。
争いもなく、犯罪も少なく、公共サービスが安定している日本に住んでる国民は
自己肯定感が低いかもしれないけど、きっと世界一幸せな国民だと私は思っています。
「自信がない」があったって、生きていけます。
短所と思わず、一つの感じ方と捉えて、そんな自分を受け入れてあげてくださいね。
読んでくださり、ありがとうございました。