習慣化できない人の特徴、習慣化が難しい理由と落ち込まない考え方は?

新しい年を迎え、「今年こそは変わりたい!」と思う方も多いでしょう。

変わるためには行動習慣が大事なのですが、

この習慣化が難しくて、挫折してしまう方もいらっしゃいます。

でもね、それ仕方ないんです。

だって、習慣化は難しいんですもの。

難しい、できない、ってすぐに落ち込まずに

理由を知って捉え方を変えてみませんか?

習慣化とはつまりどういうこと?

「習慣化」とは、特定の行動を、意志の力を必要とせずに毎日繰り返し行えるようにすることです。

できるようになったことを「習慣」と言います。

おそらくすでに出来上がっている習慣の例としては

・朝起きたら顔を洗う

・外に出る前に靴を履く

・ご飯を食べる前に「いただきます」を言う

など(個人によって違います)があります。

これらは、

「さあやるぞ!」ってモチベーションを上げなくても

「どうやったらいいかな?」っていちいち考えなくても

自然にするってできちゃうことですよね。

でも、生まれた頃は当然ながらこんなことできなかったですよね。

意識せずともできるようにしてきたことで

習慣として身についているのです。

だから、習慣化って難しいようだけど

みんなしっかりとできているのです。

難しいと感じるのは

それなりの理由があるからなので

自分にも習慣化はできるんだなって自信を持ってくださいね。

習慣化できない人の特徴5つ

習慣化できない、、って言う方によくみられる共通点を

5つまとめました。

もし、あなたが習慣化を苦手としているなら

この中の特徴に当てはまるかもしれないですね。

もし、当てはまったからといって一喜一憂しなくていいですからね。

習慣化できない人の特徴1:モチベーションに頼る

習慣化できない人の特徴露して、

モチベーションに頼りすぎるということがあります。

行動の途中で挫折しちゃう時

よく聞く言葉が「モチベーションが持続できなかった。」

なので私はいつもこう断言しています。

「習慣化に『モチベーション』は必要ない」

何かの目標に向かうときには

モチベーションはあったほうが良いと思います。

でもその達成に向けた行動は

モチベーションに従ってやるよりも

淡々と繰り返せる「習慣」にしちゃったほうがいいのです。

モチベーションとは、意志の力に頼ること。

意志には限界があります。

目標達成に向けた行動は積み重ねも必要、

同じことの繰り返しに限りある意志の力を使うのは

もったいないことです。

モチベーションは、強力な起爆スイッチなので

大事なときにとっておいて

習慣化には使わないようにすることをオススメします。

習慣化できない人の特徴2:現状と目標のギャップが大きい

習慣化できない人の特徴の2つ目は、

現状と目標のギャップが乖離していることです。

どんなにいい目標であっても

それが現状とあまりにもかけ離れていると

それを達成できることを脳がイメージできなくなります。

また、そこに至る道筋も今の自分では到底無理なものになってしまいがちです。

例えば、今あなたが勤めている会社を辞めて起業したいと願っている時、

目標に「年収3億円でハワイとパリに別荘を持つ」を立てたとしたら

それを実現するための具体的な行動って考えられますか?

例えば、あなたが体力不足に悩んでいる場合、

目標に「ハワイマラソンを3時間以内に完走する」を立てたとしたら

実現するために毎日しなければいけないトレーニングなどをやり遂げられますか?

この現状と目標の乖離は、習慣化だけではなく

そもそも行動の具体化もイメージしづらいのです。

だから、現状を踏まえたスモールステップの目標から

行動を考えていくと習慣化のポイントも見つかると思います。

習慣化できない人の特徴3:そもそも目標が具体的ではない

習慣化できない人の特徴の3つ目は、

そもそも、立てている目標が曖昧であるということです。

願望実現のワークでは、必ずと言っていいほど

叶えたいことを細部に渡るまでイメージや言語化をしなさいと言われます。

これも例えに出されるのが、「豪邸を建てる。」です。

じゃあ、それはどんな場所に建てるのか?

土地の広さ、向きや、建物の位置、庭に置いてあるものや

建物の色、形、窓の大きさや数までも

具体的なイメージが必要です。

それがあることで、

じゃあそのために何をするのか?ということに

アンテナが立つからなんですね。

だから、あなたがもし、

素敵な家を建てるを目標にするのなら、

その素敵な家をしっかりと言語化して明確にしてください。

そして、そのために何が必要か、どうすればそれを得られるのかを

同じく具体的な行動にしてください。

ダイエットであれば、

体重を何キロ減らすのか、ウエストを何センチ縮めるのか、

着たい服があるのか、などを明確にすることで

するべき行動が変わります。

そうすると、それに向かって習慣化できる行動も見つかりますし

そのための方法も考えられるようになります。

習慣化できない人の特徴4:習慣化の方法が合っていない

習慣化できない人の特徴の4つ目は、

習慣化する方法が合っていないということです。

習慣化は、ある意味「仕組み」を作ることなのです。

だから、あなたができる「仕組み」でないと

動かすことができないのです。

そのため、自分がどういう性格で、

どういう行動パターンを持っているのか、

得意や苦手なものはなんなのか、ということを

ちゃんと理解した上で仕組みづくりをしていくといいです。

私が「早起き」の習慣化をした時に、

アラームを何度も鳴らす、とか、

起きたい時間よりも前に予備のアラームを鳴らす、という方法で

習慣を作ろうとして失敗しました。

なんで失敗したかというと

その時は冬だったので、目が覚めても布団から出たくなくて

アラームを止めて起きなかったからなのです。

私は極度の寒がりなので、

タイマーを使ってあらかじめ部屋を温める、

アラームが鳴ったらカーテンを開ける、

ということを習慣化したら

早起きも苦痛じゃなくなりました。

これも、合わない方法から合う方法へと

シフトした結果の成功だなって思っています。

習慣化できない人の特徴5:習慣化を妨げるブレーキがある

習慣化できない人の特徴5つ目は

習慣化を妨げるブレーキがあるかもしれないということです。

人が行動しよう、と思うときに

無意識にそうさせないブレーキを踏んでしまうことがあります。

この例はSNSがわかりやすいですね。

毎日Instagramの投稿をすることを

習慣化しようとしているのにできないという人がいらっしゃいました。

その理由はブレーキだったのです。

実はその方は、投稿することで人から責められるんじゃないかっていう

恐れを抱いていたのですね。

それは無意識レベルでの恐れだったので

ご自身は気づいていなかったのですが、

よくよく話を聞いてできない原因を掘り下げていったら

そのブレーキが見つかったのです。

ブレーキがわかって、それを緩めることができたら

行動は続けられるようになりました。

無意識のブレーキがある場合は

それを取り除いてから行動に移したほうがスルスル進みますよ。

 

ここまで、習慣化できない人の特徴を5つまとめました。

他にもあるかもしれませんが、

まずはこの5つを知っておくだけで対策が考えられると思います。

習慣化が難しい理由を5つ解説

ここからは、習慣化が難しい、と言われる理由を

5つ紹介していきます。

これも、私がお話を伺う中から

浮かび上がってきたものたちなので

あなたにも思い当たるものもあるのではないかと思います。

習慣化が難しい理由1:人は本当は変わりたくないから

習慣化が難しい理由のその1は、人は無意識では変わりたくないと思っているからです。

行動習慣を変えることって、

今まで当たり前のようにやっていたことを

違うことに変えるってことなのです。

これはね、脳にとっては非常にストレス、

だから、できれば現状維持をしたいものなのです。

今まで、安心・安全に生きてこられたのに

それを変えたらどうなるの?って不安要素もあるし、

新たに回路を書き直す負荷もかかるもの、

だから、人は本当は変わりたくない生き物なのだ

ってことを知っておくと

新しい習慣づくりの困難さを理解できると思います。

習慣化が難しい理由2:習慣化までのプロセスがあるから

習慣化が難しい理由の2つ目は、

習慣化が成功するまでのプロセスにあります。

よく、習慣化するまでの平均日数を21日間と言いますが

これは、ある研究のデータの平均が21日間だったってことに

由来するのです。

プロセスから考えると

人が変わっていくには3段階あると言われています。

まずはDO、行動を変えるです。

これは自分でコントロール可なのでやりやすいです。

行動を変え続けるとHAVEに移ります。

新たな行動パターンを手に入れることや

知識やスキルが身につくということも入ります。

これは、個人差はありますがある程度続けることで

得られる成果ですね。

しかし、さらなる難関が最後に残っています。

それがBEです。

これはあり方なので、新たな習慣が身に付いたらどうなるか、

ということになります。

多くの方が行動やそのパターンとしての結果が出たら

習慣化に成功した、と思って気を緩めてしまいます。

しかし、まだ習慣を変える前の在り方が残っていたら

そちらにたやすく戻ってしまいます。

しかし、BEまでいけば、自分の在り方と新たな習慣が一致するので

習慣化成功と言えるでしょう。

このDO → HAVE →  BE のプロセスを経るまで

続けることが大事なのです。

習慣化が難しい理由3:コントロールできないことが起きるから

習慣化が難しい理由の3つ目は、行動を継続している最中に

それを阻むような事案が起きることもありますよね。

例えば、運動習慣を作っているときに

体調を崩す、怪我をする、というトラブルが考えられます。

そうすると、どうしても行動を中断せざるを得ないため、

また新たにやり直すことに挫けてしまうこともあるのです。

不測の事態はいつ起きるかわからないし

それがどんな影響を及ぼすかもわかりません。

だから、それが起きることを前提とした

習慣づくりを考えるといいのです。

習慣化が難しい理由4:自分の本心と反していることもあるから

習慣化が難しい理由の4つ目は、

その習慣化を自分の本心が望んでいないかもしれないということです。

えー、、って思うかもしれませんよね。

でも、子どもの頃を思い出してください。

毎日、これをしなさい、って言われていてもできなかったことってありませんか?

それって、やるべきと知っていても

自分はあまりやりたくない時に起きますよね。

それが、大人になった今でも起きているってことなのです。

だから、つまづいた時は

「本当はどうしたいのか?」をちゃんと考えてあげることが大事です。

それがわかることで

方法を変えたり、目標をかえたりできますし、

本当に望むゴールに向けた習慣化となるのです。

習慣化が難しい理由5:周りの誘惑が邪魔するから

習慣化が難しい理由その5は、環境にあります。

こちらも心当たりがある人いらっしゃるのではないでしょうか。

人間は環境の生き物なので、

環境の中でどんな行動を取るのかが

ある程度決まってしまうのです。

周囲に、同じような行動に取り組む仲間がいると

一緒にがんばろうって励みになりますよね。

「みんちゃれ」ってアプリがありますけど

あれはまさに、環境を作ることによって

習慣化を成功させるアプリなんです。

また、物的な環境としても

勉強習慣をつけたいのに、

家の中が騒がしくて勉強できない、

あるいは仕事が忙しくて時間がない

というように障害があると続けるのも一苦労です。

禁酒しているのに、飲み会に誘われちゃって困る、

って声もよく聞きます。

だから、習慣づくりをする際は環境も一緒に

作っていくことが重要なポイントです。

以上、よくある習慣化が難しい理由を5つ紹介しました。

習慣化は本当に難しいのですよ。

だから、うまくいかないことがあっても当たり前、

ぐらいに思って、改善の機会にしてほしいものです。

習慣化できなくても落ち込まない考え方

継続が途切れた時とか、

習慣化に失敗した時に

あーーって落ち込むこともあるかと思います。

でも、落ち込むことはないのです。

なぜならば、うまくいく道は一直線とは限らないからです。

山登りや階段を登る時を思い浮かべてみてください。

山道も、階段も、一番下から上までは、

一本の線ではなくて、カーブや折り返しがありますよね。

一気に行くと確かに距離は短くなりますが、

体力や気力を使い果たし途中で動けなくなってしまうこともあります。

また、足を滑らせるとまさに真っ逆さまに・・・

でも、カーブや折り返しがあれば、

その分長くはなるけど傾斜は緩くなるし、

自然に休みも取れるので最後まで登り切ることができます。

転んだとしても、ちゃんと曲がり角で引っかかるので

そこからやり直しをすることもできます。

だから、落ち込む必要はないのです。

継続できなかったのは、方法が悪かったのかな?

習慣化もたまには一休みしてもいいのかもね!

ってカーブに差し掛かったと思って

そこからまたやり直す方法を考えましょう。

曲がりくねりながらでも頂上に着けばいいのです。

習慣化できない自分を責めてはいけない

習慣化できなくても落ち込まなくていいですよという理由は

この前の章に書いた通りです。

それと同様に、できなかった自分を責めてはいけません。

習慣化の失敗で最悪なことが

「できない自分を責めること」なんです。

習慣化の失敗の場合、目を向けるべきは、方法や行動です。

そこの改善を考え、目標を達成できることが大切、

つまりPDCAサイクルの一部と捉えましょう。

なのに、多くの方が

そっちじゃなくてできない「自分」に目を向けちゃうから

責めたくなっちゃうんですよね。

「自分」に目を向けるのなら、

そこまで、できたことにしてください。

そうすれば、一時的な停止や中断も

プロセスの一部と前向きに捉えられますし、

できたところを活かすことで

より成功率の高い習慣化の方法が見つかります。

できない自分を認めてできたところを褒める!

責めると褒める、1文字違いでも効果は全く違いますよ。

習慣化したいなら自分に合ったできる方法を見つけよう

習慣化ができない、方法がうまくいかない、

そういう時は習慣化を成功に導くためのチャンスと捉えましょう。

人にはそれぞれ個性があります。

それらは、どれも素晴らしい宝のようなもので

賞賛に値するものの

責めたり悔やんだりするものではないのです。

その個性をより活かす方法を見つけることで

「苦なく行動を継続する」ことができるようになります。

習慣化の中心に置くのは、

方法や手段や誰かの成功パターンでもありません。

習慣化したい人とそのゴールです。

ぜひ、自分に合った方法を見つけて

望ましい行動習慣を作っていってほしいと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。

モチベーションは関係ない!こんな記事も読んでみてね!

続けるためにモチベーションは必要ない!?そう思う3つの理由

最新情報をチェックしよう!