継続できない人の特徴は完璧主義?苦手を克服するたった一つの考え方

私が学校の先生だった頃は、

「継続は力なり」と継続を強要する風潮がありました。

正直、私はその言葉は大嫌い。

でも、「継続」の大切さは強く実感しています。

そして、誰でも「継続」は可能であるとも思っています。

この記事では、継続できない!ことを苦にしている人達が

「私も継続できるかも、、」と思えるような提案をしていきます。

継続できない人とは

「私、継続できないんです・・。」と」おっしゃるクライアントさんに時々出会います。

そういう人たちが何をもって「継続できない」というのかというと

それは、

①決めた行動を続けることができない

②期待していたような行動を続けることができない

③同じことを続けて行うことができない

のようなことがあります。

つまり、今までやっていなかった新しい行動を何らかの目的で続けようとするときに、

うまくいかない、続かないと、「継続できない人」とご自身にレッテルを貼ってしまうようです。

 

でもね、

「継続」とはある行動を続けることであれば

誰でもできることなんです。

だって、毎日歯を磨くとか、出かけるときに靴を履くとか、戸の鍵を閉めるとか

そういう日常的な行動はほぼ続けられていると思うのです。

だから、私が思うに、

継続できない人とは、

「目的に沿ってやるべき(やろうと思う)行動を毎日続けることができないと思っている人」

のことではないのかなーってところから続きを書いていきますね。

まずは、そのような人たちにはどのような特徴、共通点が見られるかについてです。

 

継続できない人は完璧主義が多い?

継続できないと思っている人の中には「完璧主義」が多いといいます。

これは、完璧主義の人が持つ良い点と問題点が関係しているからです。

完璧主義の人の良い点と言えば、主に次の3つがあります。

①やることの完成度が高い、通常の人の1.5倍は当たり前

②責任感が強い、最後まで自分の手でやり遂げようとする

③細部にこだわる、細かいところの手抜きやミスが許せず完璧を求めがち

だから、こういう方が職場とかチームの中にいると

周りにも良い刺激を与えてくれ、全体のレベルが引き上がります。

素晴らしい特性ですよね。

 

しかし、反面困ったこともあるんです。

その中から主なことを3つ挙げます。

①自分や他人に厳しく、すぐダメ出しをする

(できないことについ目がいっちゃいますね・・・)

②完璧でないと意味がないと思いがち、そこまでのプロセスよりも完成にこだわる。

(意味がない、と思うとモチベーションも下がりそう・・・)

③ハードルを高く上げるので、気軽に物事へ取り組めない

(始めるまでに時間もプレッシャーもかかりますね・・・)

継続は、シンプルに言えば続けばいいのです。

それではダメって思ってしまうのは、以上のような特性が関係しています。

だから、完璧主義を持っていると継続ができないって思う人が多いのです。

継続できない人の特徴:5つの共通点とは

私は完璧主義じゃないけど継続できません、という人も多くいらっしゃいます。

そういう、継続できないという人の特徴を共通点から見ていきましょう。

1:モチベーションに頼る

モチベーション、意志の力に頼ると継続は難しいのです。

なぜなら、意志力には限界があるからです。

そして、意志力が一番効果的に働くのは、

物事を始めようとするときで、続けようとするときではないのです。

だから、意志の力が弱いから継続できないというのも間違った考え方で、

そもそも、意志の力では継続が難しいのです。

継続したいときは、意志の力を使わない方法を考えることが大切なのです。

2:継続が目的になっている

継続が苦手、という人の中には、

「それは、何のためにやっているのですか?」と聞くと

???って顔をする方もいらっしゃいます。

これが続かなくて、、って思っている時は

その目的が頭からいなくなってしまっていることがあります。

私もやりがちなのが、早起きとか運動です。

やって当たり前、と思われる行動は、そうなりがちなんです。

続けることが目的なのではなく、

何かのために続けたい行動なのだ、というその目的部分を

再確認することが大事です。

3:行動にムラがある

行動するときに、きちんと計画を立て、

それに沿ってコツコツ進めるのが得意な人がいれば

思いついた時に思いついたことを進めるのが得意な人もいます。

これも特性なので、どちらがいいということはありません。

しかし、後者の人たちにとっては、

継続の定義を、

「一定の行動を同じように続けることとすると」

絶対無理って思いがちなのです。

ここの定義をどう捉えるか、

先述の継続の「目的」を確認することで、

実は行動のムラも継続できない理由にはならなくなります。

4:継続のやり方が間違っている

私は、習慣化コーチングもしているので

継続する必要がある時は、

その人に合った方法を一緒に考えて取り組んでもらうようにしています。

やってみて、それでは違うと思えば、柔軟にやり方を変えてもいきます。

人には人の個性があります。

それに応じて、目的を達成するための方法も変わってくるのです。

だから、継続ができない人の中には

やり方が間違っているためにできないのだ

という方も一定数いることを知っておきたいものです。

5:すぐに結果を求めてしまう

何かの目的のために行動を選んでいるからには

早く達成したいという気持ちもありますよね。

その気持ちが強い人ほど、

なかなか結果に現れない時に行動を諦めてしまうことがあります。

結果第一、スピード第一、そういう考え方を持っていると

時間をかけて達成させることに苦労を感じることがあるのは否定できません。

しかし、物事の多くは、そんな簡単に結果は出ないものです。

こういう方は、目指す結果も小刻みに設定することで

継続しやすいということがあります。

継続できないとすぐに諦めず、

長い目で取り組む大切さにも気がついてもらえたらいいですね。

継続できないのはそんなに悪いことなのか?

「継続できない」ことを悩む方に私は問いたいと思います。

「継続できないことは、そんなに悪いことなんでしょうか?」

元教員のコーチがいう言葉とは思えないかもしれませんね。

でも、私は、「継続できない」がそんなに悪いことだと思わないんですよ。

それと同じくらいに、

「継続できない人はいない」ということも信じています。

 

繰り返しになりますが、

「継続」するにはその目的や願いがあるはずです。

それを実現するための「継続」であれば

多少もたついたとしても、やり直しになったとしても

実現させるまで行動すればいいのであり

「継続」という方法だけにこだわる必要はありません。

だから、

「継続できない」ことを苦にやむよりも

どうしたら、その願いや目的を実現できるか?

と思考を切り替えていただけたらなあって思います。

継続が苦手、を克服するたった一つの考え方

最後に、継続できないと思い込んでいる人に

継続が苦手、と克服する方法を1つお伝えしたいと思います。

この考え方を持つだけで、

「継続できない」という理由が軽くなってくれることを願っています。

その考え方とは、

「やめるまでは終わらない」

です。

 

この言葉、ある有名な人の名言にも似ていますね。

そう、名作漫画「スラムダンク」に出てくる安西先生です。

「あきらめたらそこで試合終了ですよ」 

です。

 

これは、バスケットボールの試合で終了間際まで相手チームにリードされ

勝利を諦めかけていた三井寿に、安西先生がかけた言葉で

この言葉に奮起した三井が逆転勝利となるシュートを決めるというエピソードがあります。

「やめ(諦め)るまでは終わらない」は私の作った言葉ですけど、

このエピソードにもちょっと影響されています。

もちろん、中には続けることで一定の成果を出せることだってあります。

だけど、それは全てではなくて、一般人の私たちにとっては

「やめない」「諦めない」方が重要だと考えています。

立ち止まることは誰にでもあるでしょうし、

そのことで新たな気づきが生まれることもあるでしょう。

止まっちゃったら、そこから始めたらいいんです。

やり方を変えたっていいんです。

「継続できない」は夢や願いを諦める理由にはなりませんよ。

「継続できない」人には、

「やめない」「諦めない」ことに意識を向けて

目的や願いを終わらせないでほしいと思います。

読んでくださり、ありがとうございました。

*継続は力なり、、これは誰の言葉かご存知ですか?こちらも参考に読んでみてくださいね

継続は力なりは誰の言葉?類語や意味は?有名人のエピソードも

 

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