人に頼るのはいけないこと?その思い込みを外す2つの質問

「誰に、手伝ってもらいたいですか?」

と尋ねると、グッと答えに詰まる方が、時折いらっしゃいます。

私も実はその一人です。

そう尋ねられると、

「え、誰かに頼るの?手伝ってもらうの?それっていいの?」

と急に冷たい汗が噴き出して、頭の中がぐるぐるし出します。

「人に頼ってはいけない」

そういう無意識の思い込みを持っている方以外と多いような気がします。

その思い込みを外す質問を2つ紹介します。

人に頼ってはいけない、てどこかで思っていませんか?

人に頼るのが苦手、という方多いです

コーチングセッションでは、

一人では大変そうなことを抱えている方に、

「誰」を使った質問をすることがあります。

「誰か助けてくれる人は?」

「誰にサポートを頼みたい?」

「それを得意とする人、周りに誰かいる?」

などなど。

そうすると、クライアントさんは、

「あ、そうですね~」と具体的に誰かの名を挙げて、

ホッとした表情になるのですが、

逆に表情を曇らせてしまう方もいらっしゃいます。

先の私のように、

「え?」と目が泳ぎだす人もいれば、

「そんなこと考えたことなかった」と言葉にする人もいます。

そういう方に、さらに話を聞いていくと

「人に頼るのが苦手」という意識が見えてきます。

私の周りには、割と多くいらっしゃるんですよ。

おそらく、昭和の「人に迷惑をかけちゃダメ」教育が

骨身に沁みてるタイプだと思います。

そういう方がよく口にされるのが、

「自分のことだから、自分でやらないと・・」

「人に頼ったら迷惑をかけてしまう・・」

などの言葉なんですよね。

人に頼ることは、

自立してないということ、

あるいは、

人の迷惑になるということ、

という思い込みを抱いてしまう方が多いようですね。

それらは事実ではないのに、

思い込みがあると、そのことに気づくのは難しいです。

ほんと、思い込みってめんどくさい、

なんでそういう回路でそういう子結論が出てくるの?

と理不尽な仕組みに苦笑いをすることもあります。

コーチングセッションでは、

そういう思い込みがあるなと感じたら、

それらを取り除き、本来望んでいるゴールに近づく方法を

クライアントさんに考えてもらうようにしています。

そのためにも、理不尽な思い込みを取り外さないとね、、ということで

私がよく使う質問を次に紹介します。

 

「人に頼ってはいけない」という思い込みを取り除く2つの質問

「人に頼ってはいけない」という思い込み、

これを取り除く、つまり事実ではないと納得していただくために、

2つの質問があります。

人に頼ってはいけないを取り除く質問1:結果に目を向ける

1つは、結果に目を向けることです。

例えば、仕事でうまく進まない、目標達成が厳しいという時に、

その目標が達成できるとどうなるのかを考えていただくのです。

「その目標が達成したら、どうなるのですか?」

「そのことでどんな影響がありそうですか?」

「達成したら、助かる人、喜ぶ人はいますか?」

などなど。

止まっている現状ではなくて、うまくいった結果を考えていただくことで、

大事なのは、目標を達成することだと気づいていただくのです。

そうすると、人の手を借りることも「悪」ではなく「必要な手段」となります。

目標達成のために、積極的に必要な手段をとることは、

仕事をする上で、一人で遂行するよりも重要なことですよね。

 

人に頼ってはいけないを取り除く質問2:まわりの人のためになる

もう1つは、周りの人のためになると気づいてもらうことです。

他者への配慮が細やかな方は、

人に頼ることが迷惑になると考えがちです。

だから、自分だけでやり遂げないと、、と思ってしまいます。

でも、人を助けること、サポートすることは、

助けた側にとってはいいことをしたと思えることでもあります。

役に立ててよかった、喜んでもらえてよかった、

こういう方ってたくさんいますよね。

だから、助けてもらうことは、

だれかの役に立ちたいと思う人にその機会を提供することでもあるのです。

助ける側に立つと、一人で苦しんでいる姿を見るよりも、

何かしら手伝いをすることで、その人が楽になってくれたら嬉しいと思えます。

そのことに気づいていただくのです。

「あなたの仲間が、一人で苦しんでいたら、あなたはどうしたいですか?」

「あなたのその仕事をすることで、活躍できる人はいませんか?」

助けてもらうことは、誰かの人助けの場を作ることでもあります。

助けてもらうことは、誰かの活躍を引き出すことでもあります。

お互いにとってウインウインになるのだと気づくと、

人に頼ることへの「罪悪感」を手放すことができるのです。

 

「誰」にと聞かれて、フリーズした私の場合

実は、私も人に頼るのが苦手なのです。

「誰と一緒にその仕事をしたい?」と聞かれてフリーズしたことがあります。

その時に頭に降ってきたのが、

「私には誰も助けてくれる人がいない」という真っ暗な思いでした。

これが外れるまでにしばらく時間がかかりました。

当時は、本当に誰も仲間がいないと思い込んでいました。

でも、そう思い込む自分の思考の癖や原因がわかった時、

その思い込みを手放せるようになりました。

その時に、目標達成や他者の役に立つということに目を向けることで、

「頼ることは大事」と思って行動できるようになりました。

今では、かなり人に頼っていますが、それが役に立つと思えるので、

安心して頼ることができています。笑

ということで、先に紹介した2つの方法は私が実践して乗り越えた方法です。

これも、ひとりではなくて、

コーチやカウンセラーさんに話して思いを整理して出てきたことです。

悩んで立ち止まった時は、人に頼ることは大事なんですよ。

コーチは、クライアントの話を聞き、思考を整理しながら、よい行動をうながすプロです。

だから、まずはそういうプロに頼って思考や行動を整えることもいいですね。

読んでくださり、ありがとうございました。

私、ここら辺も得意なコーチなので、悩んだら連絡くださいね。

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