ペットロスでも毎日は続きます。
先日、うさうさの四九日を終えました。
終えてから何日経ってるんだ!と突っ込みたくなりますが、
この四十九日間は本当に必死でした。
誰かの役に立つかもしれないので、
この四九日間にやってきた主なことをまとめます。
ペットにとっての四十九日とは
ペットの魂は四九日まではこの世を漂っていて、
四九日目にあの世へ旅立つのだそうです。
あの世を天国と言ったり、光の国と言ったり、
虹の橋をわたると言ったりもします。
動物たちにとっての「そこ」で
ガイドさんの導きによって人生の確認作業をするそうです。
それは、
学ぶべきことを学んだのか、
目的に沿って正しく選択し、
成長することができたのか、
といったようなことだそうです。
確認作業の後に、来世でのプランを決め
転生するまでを過ごすということです。
私にとっては初耳だったのですが、
四九日は、
うさうさにとって大事な日だと思ったのです。
なので、
私がどのようなあり方で何をするのかを
しっかり考えて四九日を見送ろうと決心したのでした。
うさうさの四九日ミッション
うさうさの四九日お見送りに際して、
一番重要だと思ったのは、
うさうさの6年6ヶ月を無駄にしてはいけないということ。
あの子が生きた期間、生きてやってきたことや、存在そのものは
他には変え難い、本当に尊いものでした。
そのことを一番詳しく知っているのは私なのです。
だから、精一杯、感謝と祝福の想いを込めて送り出そうと決心したのです。
別れは哀しいし、うさうさのいない部屋を見るのは耐えられない辛さです。
だけど、そこに止まっていてはダメなのだ、と
ようやく覚悟がつきました。
そこで、四九日をうさうさの旅立ちの日にする
計画を立てました。
1 うさうさが好きなものをお供えする
2 母にお経を読んでもらう
3 精進落としに美味しいものをいただく
4 うさうさへ手紙を書く
そして、この日までに
私自身も整えていこうと決めました。
だって、
ありがとうは言えても、
旅立ちおめでとうは正直キツい。
だから、そう思えるように
うさうさの死を捉え直すことも大事だったんです。
うさうさの四九日までにやったこと
うさうさの四九日まで、本当に色々なことをしてきました。
毎日のルーティンにしたこともあります。
引き続き、仕事はするけどビジネスはお休み。
だから、時間はたっぷりありました。
その中から、
ペットロスで苦しんでいる方にも
役に立つのではと思ったことを書いていきます。
感情に素直になる
感情を我慢しないで出す、
これは本当に大事だと思います。
私は仕事も自宅なので、
いつでも泣きたい時に泣くことができました。
思う存分泣いて、
その後はスッキリしておやつ食べる、
なんてこともよくありました。
中には、
「泣いてばかりいるとうさうさが心配するから、、」
「悲しんでいると、天国へ行けないよ」
なんて言う声もありますよね。
これって、本当に残酷な仕打ちだと思います。
そう言われて、泣いちゃいけないって我慢して
余計に辛くなる、ロスが長引くなんてこともあるんです。
私は、泣くのも哀しいと思うのも「愛」だと思っています。
だから、泣きながら「愛してるんだよ」って言ってました。
泣きたいだけ泣くと、
ちょっとスッキリした気分にもなります。
しょうがないと諦めの気分も生まれます。
無理に我慢するよりは、
感情を出してしまった方が
だんだんと回復に向かいます。
ただし、感情を出すと疲れます。
身体も変に力が入っています。
だから、伸びをしたり、深呼吸をしたり、
水分や糖分などの補給をしたりすることも必須です。
ペットロスについて知る
私は「ペットロス」や「グリーフ」
という言葉を知っていましたが、
それがどういうものかは詳しくは知りませんでした。
うさうさが亡くなった時に、
この2つは私に必要なものかも、、と思い
本を読んだり、調べたりして
基本的な知識を身につけました。
どこかに出かけたり、人に会ったりする力はなかったので、
家で手軽にできることとして、
読書を中心に知識を集めました。
私にとっては、これがとても心の支えとなりました。
知らないことは、
普段着で嵐の山を登るようなものです。
知ったことにより、
自分の状況を客観的に理解し、ゴールへのステップも見えました。
特に、気に入った本は何度も繰り返して読み、
その時、その時に励ましの言葉に涙したものです。
アニマルヒーラーさんのYouTube動画も
本には書いていないことを
自身の言葉で話してくださるので
こちらも自分を立て直す参考になりました。
私の特性として、
知識があることで
安心できる、前に進む手立てを考える
ことができます。
この時期に、よい本や動画に出会えたことは、
とてもラッキーだったと思います。
うさうさの引き合わせかもしれません。
毎日の記録を書く
うさうさが亡くなってからは、
毎日がとても辛かったです。
それを溜め込むのはよくないと考え、
葬儀の日から、
毎日、うさうさへの思いや感じたこと、気づきなどを
書き出すことを始めました。
考えたことやふとした気づきは
どんどん記憶が薄れていくので、
これはヤバい、という危惧感もありました。
でも、毎日書いていると
自分の気持ちを整理することができました。
自分が何を思っているのか文字化することで
そこから考えを進めることもできました。
書き始めの頃を読み返すと
絶望しか伝わってこないのですが、
そこから、いろいろ考え、行動し、
亀の歩みですが前に進んでいると実感できています。
ペットロスは、無理に乗り越えなくてもいいと思うのですが、
私はこの期間は、
うさうさがくれた自分を見直す期間だと思ったんです。
だから、その想いに応えられるように
ここから何かを学んで成長したいと思っています。
自分を癒す
ペットロス期間は、自分を癒すことも重要です。
ペットロスって、自分の一部を失うようなものなんです。
傷ではないので治療というよりも
失って弱っている心身を労わる、エネルギーを充電する
そんなことが必要だと思いました。
だから、ヒーリングミュージック、アロマ、ハーブティーなど
5感を通じてリラックスできるものを
取り入れていきました。
うさうさの動画や画像も見すぎると辛くなるのですが
ほっこりできるものを選んで
見ていました。
さらに、私はカウンセリングを学んでいるので、
セルフカウンセリングもやりました。
亡くなってしばらくして、
自分を責めたり、罪悪感を持ったりしていたことに気づき、
セルフワークをして癒していきました。
また、毎日瞑想をし、心を落ち着けることもできました。
これができたことが、本当に良かったと思います。
感情は出すけれども、それに引き込まれないし、
この期間を焦らずに過ごそうと
1日1日を生きることができました。
自分では足りないこともあるので、
プロの手を借りることも必要ですが、
ありがたいことにカウンセラーの先輩や仲間もいるので、
ここはこれから大切な節目に、頼っていこうと思っています。
アニマルコミュニケーションを依頼する
アニマルコミュニケーションてご存知ですか?
動物たちと会話、意思疎通できる方法のことです。
私は、ペットロスの解消を調べていて
このことを知りました。
アニマルコミュニケーターの方が書いた本を読んだり、
動画を見たりして、
生きている動物はもちろん、
亡くなった動物ともコミュニケーションを取れることを知りました。
うさうさが闘病中に、うさうさの言葉を教えてくれる方もいたので、
多分、見えない世界では動物とのコミュニケーションも可能なんだろうと思えました。
もう、うさうさとは会えないので
コミュニケーションができるかも、、というのは
大きな希望にもなったんです。
なので、アニマルコミュニケーションのサービスに申込み、
うさうさの言葉を聞いていただきました。
亡くなった直後は避けた方がいいということで、
1ヶ月経ってからお願いしました。
うさうさからのメッセージは愛に満ちていて
幸せな気持ちにしてくれました。
美容院に行く
ある日、鏡に映る自分が
昭和の売れないフォークシンガーに見えてしまいました。
ちゃんと清潔にはしていましたが、
髪の毛が伸びてお化粧もおざなりだったので、
すっかり見た目がとんでもないことになってました。
まあ、何も気にしなかったので仕方ないです。
そういう時は、一気に老けます。
白髪も急に増えました。
そろそろ、見た目もなんとかしなきゃと思って
四九日前に美容院にも行きました。
やっぱり、みっともないママで見送るのは
よろしくないなって思いました。
おしゃれはすっかり遠ざかっています。
ペットロスは四九日で克服できるか?
ペットロスはいつまで続くのか?
これは人の性質や環境、ペットとの関係などにより違うそうです。
私の場合、重症化するパターンに当てはまっているので
克服するとか乗り越えるとかいうことは
あまり意識していません。
それよりも、負担を軽くすることで、
ロスと共に生きている気分です。
時がくれば自然に脱することができるでしょう。
中には、1年も3年もそれ以上も抱える方もいるといいます。
私の妹は、10年近く経つ今でも辛い、と言ってました。
だから、四九日過ぎたから、
すぐに楽になりました〜ってことにはならないです。
すぐに切り替えられる人もいるみたいですけどね。
ロスロス、と言いつつ毎日を過ごす身としては、
「ペットロスは自分を振り返り新たな生き方を再構築するための期間」
ではないかなと考えています。
最初の頃の、辛い、哀しい、という強い感情から
抜け出せた今だから
そう冷静に見ることができているのだと思います。
そうであっても、ロス以前に戻ることはないと思います。
幸せだった毎日を懐かしく、愛おしく思うことはまだあります。
でも、もう戻ってこないのです。
それを受け容れることもペットロスのステップの一つ、
だから、そのロスも一緒に新たな道を見つけたいと思うのです。
四九日後もロスの日々は続いています。
いろいろ思うこともありますので、
また、別の機会に書こうと思います。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。